2018年2月5日月曜日

らぶずっきゅん












「お、それ、iPhone、6S?」
「うん、6Sだよ。」
「マジで!すごいな。これって俺ら運命じゃない?」
「いや、みんな6S使ってるわ!」
「(ら、らぶずっきゅん。。)」






ゲレンデにて


「俺は実はスキーも滑れるけどねー。」
「お、私も実はスキー滑れるぞ!」
「なに!?いや、待て待て。くぅちゃん中学のスキー教室何コースだった?」
「中級者コースだぞ!」
「ははん、俺は上級者コースだった。」
「マジか、そりゃうまいわ。」
「へへ、まぁスノボも負けないけどな。」
「てかしーまんスポーツ何でもできるもんね。」
「お、おう!(ら、らぶずっきゅん。。)」








教室にて

「ねぇ、しーまん!しーまん!無視しないでよ!しーまん!」
「。。。。」
「しーまん!しーまん!おい!こら!」
「。。。。」
「しーまん!しーまん!おい!もう菜々にあのこと言っちゃうぞ!!ねぇ、しーまん!」
「なんだよ、何?」
「しーまん、あのねぇ、えっと、なんだっけな、しーまん!ええっと、なんだっけ、もう!しーまん連呼してたら忘れちゃったよ!なんだっけな。」
「馬鹿か。(ら、らぶずっきゅん。。。)」






電車にて


「よ!」
「、、、?」
「なにしてんの?スーツ?なんで?」
「、、お、おうおう。一瞬誰だかわかんなかったよ。」
「なんでよ!愛だよ!忘れちゃった?」
「(ら、らぶずっきゅん。。。)」









東京にて


「久しぶりだな、元気?ちゃんと食えてるの?」
「ひさしぶり、元気だよ、しーまんも元気?」
「俺は絶好調だよ。何、めっちゃバイトとかしてるの?」
「バイトはねぇ、今は週一だけど、あとはまぁなんとか音楽で食べられてるよ。」
「まじか!すげぇなぁ。かっけぇなぁ。まさか本当に歌手になるとはね。」

2時間後
居酒屋にて

「ねぇ、文化祭でバンドやったの覚えてる?あのバンドの名前、しーまんずだったんだよ。ねぇ、覚えてないの?」
「ほんとかよ、ぜんぜん覚えてないわ。俺ほとんど何もしてないでしょあれ。」
「あのねぇ、しーまんの影響力は意外とすごいんだよ。」
「ほんとにぜんぜんおもいだせない。」
「てか冷静に私の人生、めっちゃしーまんに左右されてるからね!あそこでスイッチ入っちゃったし、あの吉見の家のロフトでしーまんと一緒に曲作ったのが、私が最初につくった曲だし、あーてかしーまんと同じ高校行ってたらマジで今何してるかわかんないし、いや、マジだから!しーまんがどっかで一歩動くと、私の人生15歩くらいゆらゆらするから!」
「どうした急に(ら、らぶずっきゅん。。。)」











マナビスにて


桑名「すぐるー。」
清水「おい、ちゃんと敬語を使え。」
桑名「すぐるー。」
清水「(ら、らぶずっきゅん。。。)」