2016年11月26日土曜日

ガオーン!ガオーン!






「勉強しなければならぬ。もっと、もっと、勉強しなければならぬ。」太宰治『惜別』


「ただ、知りたいのです。そうして、どんどん、面白くしたいのです。」清水優『登別』





みんな、大丈夫か?
受験が近くなり、成績が思うようにあがらず、焦ってはいないだろうか?
それ、みんなだけじゃないぞ。私も死ぬほど焦っている。
正直、こちらがいくら頑張っても、他人の頭を良くすることはできないと心得ているので、なんとか、勉強以外の面で、リラックスさせられたり、やる気が出るように働きかけることが出来れば、と苦心して色々考えてはみるのだが、どうにもこうにもダメなようで、一体何をすればいいのかさっぱり見当がつかない。ならばせめて、せめて人生の先輩としての糞意地で、受験とまったく関係のない、ひたすらふざけたくだらない、何の足しにもならぬような、本当にどうしようもないものでも書いてみて、一日中、椅子に座り、ただひたすら暗記に努める、受験生生活というかなり特殊なライフスタイルに、ほんの一興添えることができれば、と心の底から願いつつ、よく分からない奇妙な文章を書いてきたが、それもやはりダメなようだ。つまらぬ。笑えぬ。一向、笑えぬじゃないか!退屈だ!恥ずかしい!顔から火が出たまま、ジョギングしてるみたいな気分だ!人を笑わすことがこんなにも難しいことだとは!あぁ。あぁぁ。

くだらないことを書きたい。
街を歩いているとき、教室で授業を受けているとき、耳を澄ます。盗み聞く。色々な人が、色々な話をしている。はずだった。が、案外そうでもない。いや、そうでもあるのかもしれないが、書けぬのだ!学習塾のブログとして、成立するような、高尚な会話をしているやつがいない!人間ってのは、ひでぇもんだ!みんな下世話な話ばかりしていやがる!男もそうだが、女もすげぇ!盗み聞きして申し訳なくなるような、とんでもないことを話している。もしや、誰もが傷つかないような会話なんてのは存在しないのか?先のつながっていないイヤホンを耳に、人生の片隅に転がっている小さな喜びを、密かに探し出そうとしている、私は馬鹿か?

絶望である。
希望を与えようと書き始めて、まさか『絶望』なんて文字を使うことになるとは思わなかった。
When I in 絶望, どうするか教えよう。
When I in 絶望, 私は、温泉で浴衣を着て、首から手ぬぐいをぶら下げ、卓球をしている人(できれば、おっさんやおばさんがいい)を思い浮かべる。だって、最高だろ?あの人たちはいいぜ?何も考えちゃいないんだぜ?なぁ?ただ、ただ、ただ、卓球。なぁ?最高だろ?ハッピーじゃねぇか!馬鹿みたいに卓球がしたい。なんの思念も遠慮もなんにもなく、馬鹿みたいに、バッカみたいに卓球がしたい。
When I in 絶望, スピッツのドラムの人の顔を見る。私のツボなのだ。面白いよ。みんなもいるだろ?変な顔してるなぁってやつ?こっそり見よう。こっそり笑おう。そうして、変な顔に感謝しよう。決して、悪口言わず、感謝、感謝。元気が出るねぇ。感謝、感謝。
When I in despair, (私だって、英語できるんだぜ?知ってるんだぜ?なぁ?最高だろ?)あれ、なんだっけ、忘れちまった、いかん、いかん。まぁ、いいや。とにかく、



頑張ろうぜ?