僕は縁側に座り、テレビから聞こえてくる高校野球の声援に耳を傾けることもせずにただ黙々とそうめんを食べていた。
夏は日差しの癖がすごい。これでもかーってくらい強い。
本来ならすいかとかかき氷とか食べるべきなんだろうけど
冷蔵庫にはそんなものはなかった。あったのはふるさと納税で実家から送られてきたそうめんだけ。僕には選択肢など存在しない。
空腹だった僕はそうめんをばちくそ食べた。
そもそも疑問だった。そうめんってなんで夏の食べ物なのか。まあぶっちゃけスイカが夏の食べ物の理由もわからない。おそらく旬の問題だろう。
そうめんを食べても涼しくならない。あの麺は風鈴以下だ。風鈴の方がすこし涼しい。
しかし食べてみると何とも言えない爽快感。
僕の空腹が満たされたのと今まで夏を満喫しきれていなかった不満感が払しょくされた。そうめんさまさまだ。風鈴以上だ。ごめん。
また太陽の日差しを全面で受け入れているそうめんは綺麗だった。
ミス青学のNo.4くらい綺麗だった。
僕はNo.4に心ひかれたようだ。
僕は井口さんが好きだ。
Thank you for listening to my speech.
ima 20:40hun ato 1jikan ganbaruzo!!
きたむらかずや
