2016年12月10日土曜日

息抜き4



「神は、死んだ。」ニーチェ

「神はともかく、女性は存在する。」ウッディ・アレン

「今、こうしていることは、すべて決められていた。」北村和也



あぁぁぁぁ。神様仏様七福神様ご先祖様、どなたかお一人でもいいから、わたくしのことをお助けにはなれなくて?拙者、もう泣きそうでござんす。
あぁ、分かっては、おりました。これでもほとんど大人なんですから、分かっては、おりましたとも。おりますけれども、それでもやはり、あぁ、なんとかならないものかしら?ダメよ。どうにも不公平と言わざるを得ない。世の中は決して平等じゃない。そんなとんでもないイカれた事実を、平気で受け入れてきた自分がおそろしいというか、この馬鹿者!いくら頑張っても報われないことがある?馬鹿!ダメよ、絶対そんなことあってはならない!ならないの!悲しすぎる。私、大人になれない。きっと、なってたまるもんか。革命を起こしてやる。社会主義。レーニン帰ってこい。みんな平等。みんなハッピー。いいじゃないか。なのに、なのにどうしてこんなに胃が痛いの?誰か、褒めてよ。毎日、毎分、毎秒褒めて。日々頑張っているそのことに、うるさいくらい褒めて。褒めちぎって。私の顔が真っ赤になって、変なとこから変な汗が湧き出るくらいに、大げさに褒め倒してくれ。でなきゃ、心が折れ曲がっちまって、走ってここを逃げ出しちゃうぞ。誰か、私を追いかけてくれる?くれないでしょ?なんでよ。来なさいよ。やだやだ、もう嫌だ。

お、落ち着け自分。情緒不安定か。感情の変化が、いささかドラマティック過ぎるぞ。勉強中に、これぐらいの、感情爆発するくらいの集中力、ガンガン発揮していけや。しかし、ほんとに困ったもんだよ。参考書見てるときは、雑念追っ払うのに苦労して、見てないときは見てないときで、見てないことに不安になって、胃がキリキリしちゃって、はて、どうしたものか。ずっと同じ態勢で座ったままだと、人間ダメになっちまうのかもね。酸素供給し続けてるのにも関わらず、じーっと動かないご主人様に、心臓きっとおこなんだよ。心臓、ヒマすぎて、おこなう。「僕をもっとドキドキさせてよ!外の世界へ連れ出してよ!この部屋にはもう飽きちゃったんだ!空気マズいぜ!澱んだ血で、溺れちまいそうだ。。」とか、言ってそう。言わねぇわ。言うわけねぇ。マジで落ち着けよ自分。
昨日、学校をサボった。朝、目が覚めて、寒くて、携帯見て、起きる時間で、死にたくなって、毛布をギュッてして、布団掛け直して、中にもぐって、ぬくぬくして、嬉しくなって、毛布をギューって、毛布の肋骨折ってやるくらいギューって抱きしめて、顔面痛くなるくらいこすりつけて、「うぅ」って小声でうなって、うつぶせになって、そのまま、寝た。で、昼、むっくり起きた。すごい嫌な夢を見た。二度寝は必ず嫌な夢。すごいすごい嫌な夢。最近、この類いの夢ばっかりで、本当に嫌になる。「あいつ」が彼女の話をしているのを、私がニコニコ聞いてる夢。一体なんなんだ。現実は彼女いないのに。起きて、「あ、夢か」って安心してる自分がバッカみたい。神さま、なんの嫌がらせだよ。夢ぐらい、楽しませろ。こっちは現実楽しくないから、二度寝するんだ。で、ホッと一息安心して、リビング出て、ヒーターつけて、納豆食べて、ボーッとあったまって、退屈で、歌、歌った。和歌じゃないよ、J-POPです。受験ギャグ、ウェーイ。歌い疲れたら、テレビつけて、そしたら映画やってて、なんか火星に取り残されちゃうやつ、本で読んだときは難しくてつまらなかったけど、映画は意外となかなか、いや、というか、死ぬほど泣いた。泣きっぱなし。途中から見たのに、ずーっと泣いてた。ハリウッド映画なんて、今までめちゃくちゃバカにしてたけど、感動しちゃった。火星行きてぇ、とすら思った。で、ぐちゃぐちゃの顔洗って、歯磨いて、手洗いうがいして、また少し和歌詠んで、部屋戻って、ベッドにもぐり込んで、YouTubeでビートルズ見て、ツービートの漫才見て、白い巨塔の最終回見て、なんか全部泣き叫びながら見てたけど、涙五時間くらい垂れ流してましたけど、水分補給したほうがよかったかしら。のち、母、帰宅。その頃には、号泣タイムも通り過ぎて、ひたすら笑い続ける危険な時間に突入していた。けれど、それすらひた隠して、母の前では、まったく謎の神妙顔。
「あれ、お前学校は?」
「休んだ。」
「ずる休みすんなよ。塾は?」
「明日行く。」
「お母さん、マッサージ予約しちゃったから、あとで買ってくるけど、お腹空いてんならなんか適当に食べてて。」
「はーい。いいなぁ、マッサージ。」
母、娘の精神状態に無関心すぎやありません?
洗濯物たたんで、焼きそば食べてたら、弟、帰宅。こいつが最近なんかうるさい。てか気持ち悪い。「橋野さん」って誰だよ。男のくせにうじうじしやがって。さっさと告って、さっさとフラれろ。こいつは、何か、頭が、少し、変なんじゃないだろうか。


お、優男、、どっか行った。
あ、黒木、、黒木か。では、この続きはまた今度。

目の前でいきなり泣いてやろうかしら。
とりあえず、みなさま、ごきげんよう、行ってきます。