2017年10月9日月曜日


「枯れちまっている川に、大げさな工事か何かを施して、再び水を流れさせた人間は仰々しく褒め称えられるのに、枯れていない川を枯れさせないままにしている雨のことは、誰も褒めてくれない。誰も私を見ていないのだ!」
雨がひどく落ち込み嘆いていると、そこへ主が入ってこられた。
主は仰せになった。
「雨よ、嘆いてはいけない。ただ人が、良いほうを選んだのだ。」
「では主よ、あなたは?」
主は仰せになった。
「私は、人ではない。」


<ポリント人への手紙 第13章>