2018年8月29日水曜日

ワクワクすること

教育業界に転職する前は
広告業界にいました。
実はコピーライターってやつをやってまして、
自分で会社もやってたりして、
もしかしたら俺が作った広告をどっかで見てくれて
いたかもしれないですね。

こんにちはぶっさんです。

今回は大学のその後の「お仕事」
について書いてみようと思います。

コピーライターの仕事ってキャッチコピーを
書いてるイメージですけどね実は違うんですよ。

コピーライターがどんな仕事かわからない人は
ググってください。

実際にキャッチコピーは書くんですけどね。
たとえば1つの広告のキャッチコピーが決まるまでに
だいたい平均200本は書くかな。
1000本書かされたこともあったな。
たいがい一番最初あたりに書いたやつが採用になることが
多いんですけどね。クライアントは欲しがるんです。
もっと見てみたい。
もっといいのがあるんじゃないかって。
だれもが期待するんですよ。
人って欲張りだからね。笑

コピーライターの仕事って
1つの商品やサービスを世の中に宣伝するときに
その商品の良さをどうやって消費者の心に響かせて
伝えることができるかの仕組みを考えることですね。

たとえば「マナビス」
いいところってたくさんあるじゃないですか。
ハイクオリティの映像授業、アウトプット型のアドバイスタイム、
テキスト、月例面談、ハイペースで受講ができる、
合格率、親身な学習ナビゲーション、かっこいいアドバイザー、
などなどなどでもそれを全部伝えるのって難しいし、
それを好き勝手に羅列していくと
じゃあマナビスって結局なんなの??
ってなると思いますよね。

その時がコピーライターの出番です。

コピーライターの仕事って
たとえば花壇にたくさん花が咲いてるとして、
この時期はみんながチューリップを求めているとして、
そのチューリップの周りに生えてるたくさんの雑草やらを
全部抜いてあげてチューリップだけを引き立ててあげることです。

つまり、いろいろな情報の中から今世の中が必要としている
ニーズはなんなのか?ターゲットは誰なのか?
そんなことをリサーチしながら情報を整理して探し出します。
それがチューリップだとしたら、
それ以外の余計な情報(雑草)を抜きます。

ここからが広告クリエイティブの面白いところで、
クリエイティブジャンプって呼ばれてるんですけど

その見つけたチューリップをどうやってみんなに伝えるか
どんな角度からアプローチするかを考えていくのが
クリエイターの仕事です。

「難しいことをわかりやすく、分かりやすくしたものを
いかに面白く消費者の心や記憶にとどめること」

そしてそこから購買意欲や興味をもってもらい
消費者に行動に移してもらうきっかけにすること。

こんなことを毎日毎日考えてました。
もちろんキャッチコピーだけを書くわけじゃなくて
広告にある言葉は全部コピーライターの仕事です。
ボディーコピーと呼ばれる説明文や、
商品スペックって呼ばれる商品詳細、
広告全体のレイアウトも考えるし、
商品によっては商品開発から一緒に考えたりもするし、
芸能人を使う広告では撮影の立ち合いや
ラジオ広告では台本、テレビCMではコンテやセリフ
ぜーんぶ考えます。

俺が担当していたのは某ゲームメーカーさんの広告や
飲料メーカーさんや不動産やシャンプーとか。

楽しかったけど常に自分の引き出しをたくさん持って
いなければならないのが大変でしたね。
常に「いち消費者」としての感覚を持つことが大切と
広告学校で習いました。
コピーライターは「ミーハー」であれって。
映画に行ったり舞台見たり展示会行ったり
話題のお店に行ったりっていうのを「取材」や「資料集め」って
名目でできてたのはなかなか好きでした。
基本鉛筆と紙さえあればできる仕事なので。

俺の趣味は飛行機に乗ることなんすけど
移動中が一番アイデアが浮かんでくるんです。
徒歩より電車、電車より地下鉄、地下鉄よりタクシー、
タクシーより新幹線、新幹線より飛行機ってな具合に。
これ結構同業では共感されることで。
なんでかは不明です。

大学は商学部を卒業して
その中でマーケティングや心理学を学びました。
ゼミはマーケティングのゼミと経営組織論のゼミを
兼任してましたね。
卒論は経営組織論の「環境適応型リーダーシップ」
っていうのと
マーケティングの
「3000円でハンバーガを売る戦略」って
のを書きました。

商学部卒業してから文学部に入りなおして
そこと広告学校を併用しながら
コピーライターになりました。
なかなか努力家ですね。笑

コピーライターのキャリアパスって
だいたいクリエイティブディレクターになるか
作家になるかどっちかが多いのですが、
俺は作家になりたかった派です。
だけどまだまだ修行が足りないし
自分の引き出しが足りないなぁって思ってた時に
今の仕事に出会って
教育業界に転がってきました。

湘ゼミの理念に共感したからかな。
「ひとに学び ひとを育み ひとにかえそう」

ひとに学ぶってところがいいよね。

なので毎日みなさんから学ばせてもらってます。

世の中にはたくさん仕事があって
たぶん人の数だけ役割があって
大学に行けば幸せになれるわけでもないけど
高校とはまた違う視野で自分を探せる場所には
なるんじゃないかなって思うんです。

高校と大学の大きな違いって
大学は全国から人が集まってくるんですよ。
そんな中で、出会えた人ってすごくない?
大人になるたびに出会いが地球規模に増えていきます。
なんかワクワクするね。

話ぶっとんだけど、
今日はここまで。

ぶっさんでした。